あんま

マッサージ

指圧


あん摩は中国に生まれて日本に渡来してから手技療法として広く一般大衆に親しまれた療術で、薄い衣服の上から主として遠心性の手技を強弱の刺激として生体に加え生体の変調(疲労、肩こり、頭痛、めまい、不眠、便秘、腰痛)を調え健康を保つ手技療法です。

マッサージという言葉はフランス語です。マッサージは術者の手指を生体の皮膚に直接主として求心性の手技を強弱の刺激として、生体に加え、生体の変調を調え健康を保ち増進させる施術である。血液、リンパ液の循環はよくなり新陳代謝は盛んとなる。

 

指圧は疾病の治療および予防を目的として、全身の体表に定められた部位を、徒手を用いて、原則として漸増、漸減の垂直圧の一点圧を主体とした、押圧操作を遠心性の方式で生体に加え、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、健康を増進させつ手技療法です。



基本手技


①軽擦法

②揉捏法

③圧迫法

④振せん法

 

⑤叩打法

⑥曲手

施術者の手、指などを施術部位に適当な圧力をもって密着させ、なで、さする方法。

揉捏法はあん摩のうち最も重要な手技で筋肉などを線状あるいは輪状にもむ方法である。

手掌、指頭などをもちいて施術部を徐々に圧迫する方法である。

手掌、母指、四指などをもちいて、牽引を加えながら、または軽く圧を加えながら振せんを行う方法である。

施術部位を施術者の手の小指側あるいは拳や指などで、軽快に叩く手技である。

曲手はあん摩ほうの独特な手技で、叩打法の変形したものと考えられている。